Introduction
エムハンドのメンバーをクローズアップして紹介する、社員インタビュー。今回登場するのは、東京オフィスのコンサルティング部に所属し、クリエイティブディレクターとして活躍する上田です。仕事と子育てを両立中の上田に、時短勤務の実情やワークライフバランスを保つコツなど、たっぷりインタビューしました。
クリエイティブディレクター
コンサルティング部
上田 瑠美rumi ueda
2020年入社
大学卒業後、新卒でリノベーション会社に入社し、Web広報担当として8年間勤務。その後エムハンドに転職する。出産を機に時短勤務に移行し、持ち前の行動力を活かして仕事と子育てを両立中。仕事の話をする時の真剣な顔とは打って変わって、「娘ラブです!」と語るときはやさしいママの表情に。考えるより行動に移す事が多いという、自称行動派。
やれば結果が出る!
Webの面白さを知って、転職を決意。
Q.転職のきっかけからお聞きします。
前職ではWeb広報を担当されていたんですよね?
はい。そうです。最初に入社した会社で広報部門に配属されまして、Web広報担当として、自社のサービスサイトのリニューアルや新規コンテンツの企画や制作を担当しました。最初はWebの知識は全くなかったのですが、閲覧数や問合せ件数など数字で見える結果が出て評価されるようになり、Webに関わることがすごく楽しくなりました。
そのうち、他社サイトや他業界のサイトを見て、もっとこうしたら良さが引き立つのになぁ、こういうコンテンツがあると効果的なのになぁ、などと考えるようになってきまして。それが「Webディレクターになりたい」という想いになって、転職を決意したという流れです。
その後、Web制作会社をいろいろチェックしていくうちに、見つけたのがエムハンドでした。制作実績のサイトがどれも素敵で、自分の好きなデザインがたくさんあったので、ここなら高い感性を持った人たちと一緒に仕事ができそう!と、期待を感じました。
Q.転職は成功でしたか?
エムハンドの仕事は楽しいですか?
もちろん、大成功です(笑)。事前のイメージ通り職場の雰囲気がとてもよくて、入社後すぐに溶け込めました。予想外だったのは、女性の割合が思っていたより多かったことでしょうか。私の中ではディレクターは男性というイメージが強かったので、これはすごく嬉しい誤算でしたね。変な緊張感もなく、毎日すごく楽しいです。仕事の面では、エムハンドではサイトの構成やデザインのフォーマットが決まってなくて、案件ごとにゼロベースから制作できるので、そこが一番楽しいですね。いろいろな挑戦ができて、挑戦するたびにクリエイティブ力が磨かれるし、面白い発想や新しいデザインが生まれる..、そんな感じでしょうか。自由な分、責任はついてきますが、私自身あまり縛られるのが好きではないので、この社風はすごく魅力的に感じています。アートディレクターが各案件のデザインチェックを行ってくれる、専用チャットがあることも大きいですね。デザインに付加価値を付けるポイントを教えてもらえることや、デザインの言語化の面でもすごく勉強になり、刺激にもなっています。ディレクター業務以外の知識も蓄積されるので、クリエイティブ力が日々上がっていると実感しています。
ほかの制作会社ではここまで細かくデザインのチェックを行うことは少ないと思うので、とても貴重な経験をさせてもらっているなと感謝しています。こういう感じで、会社としてしっかりとクオリティを担保できる体制やしくみが整っているのが、エムハンドの魅力です。自分の仕事に自信が持てるし、成長もできる。だからこそ、仕事が楽しいと感じることができているんだと思いますね。
サイトの魅力づくりは
アパレルブランドに似ていると思う。
Q.上田さんの仕事上の
一番のこだわりって何ですか?
う~ん、そうですね。クリエイティブ面での私のこだわりは、「上田さんらしいデザイン」といわれないようにすることでしょうか。つまり、デザインを型にはめないという意味です。自分らしいデザインではなく、各サイトごとの世界観をうまく引き出すデザインを常に意識しています。
ユーザーをそのサイトに引き込めるか、ファンを作れるか..。それはアパレルブランドによく似ているな、と勝手に思っています。魅力的なブランドには世界観があって、それを反映するデザイン・価格・店員さんなどの要素があって、そのすべてが好きだから何度も店舗へ足を運ぶし、情報をいろいろ調べると思うんです。サイトも同じで、好きになってもらえたら何度も訪問してもらえるし、じっくり回遊してもらえると思うんです。そのために大切なのは、サイトの世界観をいかに設定するかだと思っています。だから、ターゲットとなるペルソナは必ず作成しますね。それをなるべく細かいところまで設定してから、構成やデザインを展開していきます。
Q.特に印象に残っている仕事について
教えてください。
そうですね。案件ごとにどれも思い入れはあるのですが、産休に入る前に手がけたもので、コンペから発注までの選定期間に半年かかった案件がありまして、それが一番思い出に残っています。建設系企業のコーポレートサイトのリニューアルで前職の経験が生かせた案件だったのに加えて、リニューアルの目的がブランディングだったので、キャッチコピーやメッセージの提案については特に力をいれました。
上司とも何度も話し合い、自分としても納得のいくご提案をすることができました。クライアントの求めるターゲット像とこだわりをデザインと言葉できちんと表現できたと思っていますし、視覚的訴求と言語化に成功した案件かなと個人的には思っております。クライアントからもとても喜んでいただくことができ、追加で会社案内のパンフレット制作までご依頼いただけて、本当に嬉しかったですね。
エムハンドでは時短勤務は当たり前。
だから仕事も子育ても楽しめる。
Q.時短勤務について聞かせてください。
毎日のスケジュールはどんな感じですか?
1歳の娘の子育て中で、出産を機に時短勤務に変えてもらって、約1年になります。今の勤務時間は、朝8時から16時までです。朝は6時くらいに起きて、娘の朝ごはんと保育園の準備をしながら自分の準備もして、6時40分には自宅を出ます。オフィスに到着するのは大体7時40分くらい。集中して仕事をして、保育園のお迎えに間に合うように遅くとも16時半には会社を出ます。自宅に戻ったら、娘との時間です。娘の夕ご飯をすませたら、お風呂でしっかりスキンケア。絵本を読んだり、おままごとをしたり、追いかけっこしたり。遊びタイムも欠かしません。こんな感じで今は子育てに熱中していて、もう「娘ラブ!」って感じの毎日です(笑)。
娘を寝かしつけた後の21時くらいからが大人の時間。夕食をとったあと、テレビや映画を見たり、旦那さんとのお話タイムを楽しみます。翌日に備えて24時までには寝るようにしています。平日は大体こんな感じですね。
Q.結構ハードに感じますが、
子育てをしながらの時短勤務って大変ではないですか?
エムハンドには時短勤務の人が意外と多く、特別なことという感じはありません。ライフスタイルに合わせて時短勤務をするのは当たり前という感じで、男性スタッフで育児休暇を取得中の人もいます。上司の理解もあり、相談にも乗ってもらえます。そういう環境があるから、やっていけてるかなという感じはありますね。
退勤後や、娘の熱で急な休みが必要になった時などにはチーム内で案件を進行してもらえるなど、サポートも本当に手厚いです。私は、制作業務は時短勤務のエンジニアに依頼することが多いのですが、勤務時間が同じなのでやりやすいですし、本当に心強いです。
もちろん、大変といえば大変なところもありますし、せっかく集中していても時間が来たら切り上げなくてはいけないなど、やりにくさがゼロとは言えません。でも、時短だから、と悩むことはあまりしないようにしています。時短勤務以外の他のスタッフも含めて、本人にしか分からない大変さはあると思うんですよね。当事者でないとわからないことがあるというのは、妊婦を経験し、育児をしてはじめて分かったことなのですが..。なので、今の状況をいかに楽しむかを大切にしています。
Q.両立のために、
具体的に工夫していることはありますか?
時間の使い方として、考える作業を移動中に行うことでパフォーマンスを落とさないように心がけています。家から職場まで約1時間かかるので、その移動中に電子版の雑誌を見たり、ネットサーフィンしてトレンドやクリエイターのデザインを見たりして、アイディアのストックをつくっています。
あとは、夫婦二人とも両親が地方に住んでいるので、両立のためには旦那さんとの協力が必須です。そのため、カレンダーを共有したり、「Rアラート」という緊急時の対策を二人で事前に話し合って決めたりしています。たとえば、クライアントの打合せの関係で今日は送迎が難しい、なんて時にRアラートを発動します!ちなみに、Rアラートは私と旦那さんの名前、瑠美と亮のイニシャルから名づけたネーミングです(笑)
こんな感じで、楽しく育児ができるように遊びを取り入れているのも両立の工夫になるのかもしれません。両立には大変な部分も多くありますが、せっかく同じ事をするのなら楽しみたいというのが夫婦二人のモットーです。
ある1日のスケジュール
schedule
8:00
出社・メールチェック・タスク整理
出勤してまず初めに、届いたメールのチェックや社内連絡のチェックの後に、当日や直近のタスクの整理を行う。
9:00
ミーティング・お客様対応
制作に携わるスタッフへの依頼や進捗について確認。お客様と進行中の案件に関してのやり取りを進める。
11:00
作業進行
WF作成やデザイン、コーディングのチェックバックの取りまとめなど、制作を進行させるための作業を進める。
12:00
昼食
昼休みの時間は会社で決まっていませんが、12時過ぎくらいに昼休憩を取るようにしています。コロナ過で誰かと外でランチが難しくなってきたので、基本は一人でコンビニ飯、時間がある時は近くのお店でランチします。
13:00
打ち合わせ
クライアントと進行案件のすり合わせ。デザインや内容に認識の齟齬がないか、今後の進行に関しての調整などを行う。
打ち合わせ後には進行案件の作業を進めたり、提案書の作成を行う。16:00
帰宅
返信していないメールや社内連絡を処理し、その日のタスクを完了させれば帰宅。
エムハンドに興味をもったあなたへ
Q.今日はいろいろ面白いお話、ありがとうございました。最後に、これから時短勤務をしたいと思っている人に何かメッセージをお願いします。
仕事と育児を両立するには、家族の連携が何より重要だと考えています。「孤育て」にならないよう、家族とたくさん話し合って、周りに協力を求めることが仕事やプライベートによりよい影響を与えるのかなと思います。キャリアも育児もバランスUPを目指して、あまり自分を犠牲にし過ぎず、頑張り過ぎて息切れしないように、育児も仕事も楽しんでいくといいのかなと思います。個人的には、コロナによっていい意味で働き方が変わったなと感じています。
リモート勤務もあたり前になり、今は場所を問わず働けるようになっているので、挑戦のチャンスは広がっていますよね。エムハンドはすごく風通しがよくて、時短勤務になる前に勤務形態も相談できるし、希望も聞いてもらえます。子どもがいるからという理由で、諦める必要はまったくありません。時短勤務のスタッフも多いので、心強いですよ。人生は長いので、ぜひ前向きに挑戦してみて欲しいなと思います。
Recruit 03