
Introduction
エムハンドのメンバーをクローズアップして紹介する、社員インタビュー。今回登場するのは、マーケティングディレクターチームのセクションチーフとして東京オフィスで活躍する山根です。Web集客コンサルティングという新しいサービスを担うマーケティングディレクターに必要なことや、これからの可能性についてインタビューしました。


マーケティングディレクター

Webインテグレーション部
山根 淳jun yamane
2020年入社
Web制作会社に勤務の後、独立期間を経て、建設会社に就職。インハウスマーケティング担当としてWebサイトのディレクションやマーケティング業務に携わった後、より多くの業種業界との関わりを求めてエムハンドに転職。現在5年目。家庭では3歳の息子との遊びの領域を拡張するべく、体力の強化にも努めている。

より多くの業種業界との関わりを
求めて転職を決意。
課題解決の使命は今も変わらない。
Q.マーケティングディレクターとしてのお話を伺いますが、
元々クリエイティブディレクターとして入社したんですよね?
そうですね。前職でもWebサイトの制作・運用をディレクションしていましたので。ただ、インハウスでしたので、より多くの業種業界と関わり、Webサイトの制作を通じて課題を解決していきたいという想いが強くなり、転職を決意しました。面接では代表と直接話し、事業内容や理念に共感し、エムハンドに対して強い期待が持てたため、入社いたしました。
Q.かなりの期待を持って入社されたんですね。
実際に入社してみてどうでしたか?
想像以上に楽しいですね(笑)。エムハンドはマーケティングディレクターもクリエイティブディレクターも共通して、営業から進行まですべて一任されます。自分がプランニングしたことを、社内外多くの方の協力を得て自分で形にできる。そこには大きな責任が伴うのとともに、それ以上の楽しさがありました。多くの業種業界のクライアントと関わるため、その課題感もさまざまです。それらを解決に導くのは非常に難しいことですが、だからこそ楽しいと思っています。
Q.期待以上の楽しさがあったんですね。
そんな山根さんが今は別領域の業務を担っていますが…?
マーケティングサービスをブラッシュアップしてチームを再編成するので、そのまとめ役として参加しないかとお誘いを受け、異動いたしました。前職でも制作からマーケティングまでの総合的なディレクション・運用経験はあり、その視点はエムハンドに入社してクリエイティブディレクターとして働く中でも大事にしていました。課題を解決をする、という目的にも変わりはありません。これまでの制作からマーケティングも含めた広い領域で、クライアントを中長期的に支援する。業務が変わったのではなく、業務の領域が変わったのだと認識しています。
一方でセクションチーフとして、これまでとは業務領域が異なるチームをまとめることに不安がないといえば嘘になります。しかし、セクションチーフの役割とは、メンバー各自がプロフェッショナルという立場で、プライドを持って、互いに研鑽しあえる環境を整えること。私はそう思っています。クリエイティブディレクターのセクションチーフ時代から変わりありません。マーケティングディレクターの領域にはWebサイト制作も含まれますので、私のこれまでのクリエイティブディレクターとしての知識・経験を活かしています。目的は変わらず、役割も変わらない。領域が変わったものの、自らの知識・経験を活かすことができる。この認識のもと、自信をもってセクションチーフを務めています。
WebマーケティングとWebサイト制作、集客をコンサルティングするトータル戦略。
それがマーケティングディレクターの仕事。
Q.マーケティングディレクターはどのような業務をするチームでしょうか?
一言でいうと、中長期的にWeb集客をコンサルティングする業務です。Webサイトからの問い合わせや求人の応募を増加させるための戦略を提案して実行し、効果検証をする。そしてこのフローをクライアントとともに継続していきます。戦略の領域はWebマーケティングからサイトの改修・制作まで、トータルです。
Q.かなり裁量が大きい仕事ですね。具体例もお願いできますか?
まずはクライアントのヒアリングから始まります。クライアントの課題が集客にある場合、ヒアリング時の集客状況に応じた判断も必要ですね。アクセスがほぼなく根本的な母数確保が急務なのか、一定のアクセスはあり別経路の開拓が必要なのか。仮に新規事業などのアクセスの母数確保が必要な場合、たとえばWeb広告とSEO対策を並行しつつ、外部サイトへのリンク設置などクライアントにもアクセスの担保を依頼します。
そしてこれらのアクセス確保の施策が、それぞれどのような効果をもたらしているのか、計測ツールだけではなく実態としての問い合わせ状況もクライアントから共有してもらい、検証します。この検証結果により、さらにコストをかけていく、現状維持で継続していく、あるいは効果がみられないため一旦停止するといった判断をします。これらの集客施策の方向性を適宜クライアントと共有しつつ、後の検証結果次第では軌道修正していきます。どのような施策であっても必ずユーザーが通過するWebサイトは、Web集客に非常に大きな影響を与えますので、どこかのフェーズで改修や制作が必要でしょう。この提案もマーケティングディレクターが担います。
Q.Web広告やSEO対策、さらに制作まで専門知識や経験がかなり必要な印象ですね…。
はい、必要です。専門知識なくして、クライアントに価値を提供することはできません。ただ、Web広告やSEO対策のマーケティング領域と制作領域のプロはチーム内にいます。専門知識や経験が足りなければ、それらを先輩社員から借りればいい。必要なのは、むしろ借り方です。「この業種業界のサービスを集客したいから」という表層的な動機をベースに知識・経験を借りても、必ずうまくいきません。なぜ集客したいのか。クライアントの業種業界のWeb集客市場はどのような現状なのか。Web集客市場の現状下で、クライアントはどのような価値を提供できるのか。これらはクライアントへのヒアリングと、ヒアリングからの考察で導かなければなりません。また、このサービスは継続を前提にしているため、クライアントとの意思疎通を中長期的に続けることになります。専門知識はもちろんですが、それと同じくらいクライアントとのコミュニケーション能力も必要です。

大切なのは、とらわれないこと。
それがクライアントの未知の課題を、
発見し解決に導いていくことに繋がる。
Q.山根さんがマーケティングディレクターとして業務をする上で大切にしていることを教えてください。
常に先を見据えることですね。クライアントの意図や背景、現状、心理を汲んだ対応をすること。その場限りではなく継続的なお付き合いができるような対応をすること。クライアントとともに走っていくために、先を走るイメージです(笑)。目の前のことだけにとらわれない、とも言えますね。たとえばクライアントにWeb集客の課題をヒアリングする際にも同じことがいえます。クライアントが課題だと認識していることは、実は本来の課題ではない、などいうことも多くあります。この場合はクライアントにとっての未知の課題を発見し、解決に導いていくことが業務となりますが、これこそがマーケティングディレクターが提供する価値の本質、使命だと思っています。とらわれないことでいえば、対応領域や視野にもいえますね。
Q.対応領域や視野にとらわれない、というと?
対応領域はまさにWeb集客コンサルティングそのものです。WebマーケティングだけではなくWebサイト制作も含めたトータルの領域のサービスですので、領域にとらわれていては業務を担うことはできません。視野はクライアントだけにとらわれない、ということです。クライアントがビジネスを展開している以上、必ずクライアントにとっての顧客がいます。いうなればクライアントのクライアントです。クライアントの課題を最終的に解決するのは、私たちではなく、クライアントのクライアントです。クライアントのクライアントが、Webサイトを訪れて、クライアントの利益に繋がる行動をする。そのクライアントのクライアントのことも、私たちは考えなければなりません。クライアントに偏ってしまいがちですが、クライアントのクライアントも含めたトータルの視野が必要です。
Q.Web集客コンサルティングの需要は、
今後どうなっていくと思いますか?
現状、中小企業層を中心にWeb集客の課題を抱えているケースは非常に多くあります。加えてWeb集客市場そのものが激化しているため、Webマーケティング施策だけでは課題を解決できないケースも多い。だからこそ、WebマーケティングにWebサイト制作領域も含めたトータルソリューションの需要が確実にあります。
一方でインハウス担当による自社運用も主流になっています。インハウス担当者に話を伺うと、自社に対する理解は深くとも市場全体へ視野を拡げることには限界を感じる傾向が強く、Web集客コンサルティングのプロフェッショナルとしての視野の提供を求められる機会が増えていくとも感じています。いずれの需要も、Webマーケティング・Webサイト制作ふたつの専門知識を提供できる環境にあるエムハンドの強みを活かさなければなりません。
また、大企業層では集客よりもブランディングフェーズにあるところが多いため、将来的にはこのWebブランディングのコンサルティングも提供していきたいと考えています。現在の想定ではWeb集客と同じ方向性で、ユーザーに狙った印象を与えるためにはどのような戦略が必要で、その戦略のために必要な手段を考えて実行し、効果を検証していく。印象を与えるにしてもWebサイトにユーザーを誘導する必要はありますので、このあたりはWeb集客と大きくは同じだと考えています。
ある1日のスケジュール
schedule
9:00
出社・メールチェック・タスク整理・業界情報キャッチアップ
デスクの整理後、メール・チャットワークのチェックとタスク整理。
10:00
社内ミーティング・サイト分析・提案資料作成
チームメンバーとクライアント対応状況や相談内容をMTGですり合わせ。
提案中クライアントのサイト分析や打ち手のすり合わせ、提案資料作成を進めていく。11:00
マーケティング業務
アクセス解析や広告運用管理などマーケティング業務を中心に比較的思考が多い作業を進める。
改善提案が必要なクライアントに対して、打ち合わせの日程調整をする。12:00
ランチ
昼休憩時間はクライアント打合せを優先して柔軟に決めています。
視覚・体力・集中力を入れ替え、心身共によい状態を保つための休憩時間はしっかりと確保。14:00
社外・社内ミーティング
クライアントとマーケティング施策・制作内容について方向性を確認。
合間に社内ミーティングを挟み、別クライアントへの提案に臨みます。20:00
帰宅
直近2-3日の制作業務を制作チームへ依頼。制作したデータを確認し問題なければ、クライアント展開を進めていく。
3日動かなくてもクライアントに支障がない状態にして帰宅。

エムハンドに興味をもったあなたへ
Q.今日はたくさんのお話をありがとうございました。
エムハンドのマーケティングディレクター職に興味を持った人に向けて、何かメッセージをお願いします。
マーケティングディレクターはクライアントの課題解決と事業発展を中長期的に導いていく職種です。専門性だけではなく、コミュニケーション能力や視野、そして自らの責任のもと案件を進めていく大きな推進力も必要です。そしてWeb市場は変化が非常に速く、昨日の正解が明日の正解とは限らないことも多くあります。自身の価値観やWeb業界の常識に固執しない価値観を持つことも重要です。簡単にできる領域の職種ではありません。しかし、だからこそ面白い。エムハンドにはチャレンジできる環境があります。クライアントの未知の課題を発見し、解決に導いていく。クライアントと併走していく。その責任と、挑戦する勇気と、それらが面白いと感じることのできる方の応募をお待ちしております。


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